睡眠時間と勉強の効率はどういう関係?
睡眠時間と勉強は大いに相関がありそうですが、はっきりとしたデータはありません。四当五落という言葉があるように、睡眠時間を削って勉強した方が結果がいいということになっていますが、どうなのでしょうか。
実は、よく判らないというのが現状です。というより、そもそも勉強の内容によって結果が変わってきそうです。勉強が、いわゆるテスト勉強だというのなら、確かに少しでも勉強する時間が長い方がたくさん勉強できるので、結果がいいというのは納得できます。
ただし、長時間勉強したからといって結果がよいとは限りません。アニメなどで、試験の前に徹夜するシーンが時々出ますが、あれはどうでしょう。確かに勉強時間は伸びますので、暗記物などには効果的かもしれませんが、実際には眠気で効果が相殺されそうです。
そもそも勉強の能率や勉強方法なども、個人差があります。眠らないと頭がボケて駄目だという人もいれば、少しでも暗記する方が点をとれるという人もいるでしょう。勉強の効率についても人それぞれです。
ということは、これはみんなの平均とか標準的な割合とか、そういうものはないと思ってよさそうです。みんな、自分なりの勉強方法と睡眠時間を決めているはずなのです。いや決めなくても、自動的にそうなります。
さて、例えばここに1日4時間も寝れば大丈夫という人と、1日8時間以上は寝ないと頭がうまく働かない、という人がいたとします。この人たちの睡眠時間と勉強方法は、多分まったくアプローチが違ってきます。
また、世の中には生まれつき頭がいいというか、勉強に向いている人もいるし、また活字を見ただけで眠くなるという人もいて、そういう条件を加えたらもう、何ともいえないというのが本当のところでしょう。みんな、自分なりの睡眠時間でやっていくわけです。
