犬 睡眠時間

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犬の睡眠時間はどれくらいなの?

犬の睡眠時間はどれくらいなのでしようか。いろいろな説があるようですが、平均睡眠時間は成犬で1日12〜15時間くらいだそうです。一日の半分以上は眠っているわけで、うらやましい限りです。

 

もっとも、研究によれば犬の睡眠は人間のものとは違うとされています。犬にも人間と同じようにレム睡眠とノンレム睡眠という2種類の眠りがあり、睡眠時にはこれを交互に繰り返します。ノンレム睡眠時には、眠っていても筋肉がピクピクしたりしているので、傍目には油断泣く待機しているように見えます。

 

犬の場合、睡眠時間の8割はノンレム睡眠で、脳が休息を取っていて、体は起きている状態です。つまり、一日に15時間も眠れる背景にはそういう状況があるわけです。ノンレム睡眠の時は、脳は寝ていても身体は準備ができているので、何かあったらすぐに動けます。これは、野生時代に生き残るために形成された本能であると考えられています。

 

睡眠時間の2割はレム睡眠で、これは深い眠りです。熟睡ですが、むしろこの眠りの中で脳は活発に活動していて、犬の場合はこのレム睡眠時に記憶の整理や統合をするようです。つまり、その日の記憶の棚卸しをやっているわけです。

 

人間と違って、犬は起こったことの記憶をそのまま保存するのではなく、自分にとって嬉しかったことや、やって誉められたり叱られたりした出来事を反芻し、分類して保存します。記憶を強化することによって自分のものにするわけです。このレム睡眠をしっかりととれないと、犬はいくら訓練してもしつけの効果が現れなかったり、教えたことを忘れてしまったりすると言われています。

 

犬がレム睡眠をとるためには、完全にリラックスして安心できる状況が必要です。飼い主を信頼でき、安全を確信していないと、なかなかこの状態にはなれないそうで、よって飼い主は自分の犬に安心を与えてやることが何より重要です。

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